航空会社の上級ステータスは必要なのか?
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陸マイラー活動を始めて約1年半が経過しました。
それなりにマイルも貯まったのですが、とちろうは多くの諸先輩陸マイラーの方々のように航空会社のステータスホルダーではありません。
欲しくないわけではないのですが、費用対効果を考えるとどうしてもとちろうにとっては手が出せない領域になっています。
そこで今日はとちろうがステータス取得へ向けた『修行』が必要かどうかを個人的に検討してみた結果を説明していきます。
もくじ
- 航空会社のステータスとは?メリットは?
- ステータス取得の仕組み
- ステータス取得、維持にかかる費用
- ステータス取得によって得られるサービスに対する見解
- まとめ
- ステータス取得するべき人のタイプは?
- ステータス取得するのも特典航空券のためにマイル貯めるのも第1歩はポイントサイトから
航空会社のステータスとは?メリットは?
日本であればANAとJALといった航空会社によって多少の違いはあるかも知れませんが、例として以下のようなサービスが受けられます。
①優先チェックインカウンター
一般の方々が列を作って並ぶ必要があるのに対し、専用のチェックインカウンターへ行き楽々チェックイン、荷物の預け入れを行うことができます。
②航空会社ラウンジの利用
チェックイン完了し、搭乗までの間をラウンジでゆったりと優雅に過ごすことができます。空港にもよりますが軽食やアルコールを含む飲み物、シャワー室などが設置されており、自由に利用することができます。
③専用セキュリティチェックゲート
空港で時間を要する原因の1つとなる保安検査も専用のものがあり(空港によってはないようです)、スムーズに検査を受けることができます。
④優先搭乗
飛行機への搭乗の際、一般の方々よりも先に機内へ乗り込むことができます。
⑤預け入れ荷物共用容量の優待
預け入れ荷物の容量を、国内線の場合通常+20kg、国際線の場合通常+1個追加で預け入れることができます。
⑥座席のアップグレード
エコノミークラスを利用の場合、席に空きがあれば無料でプレミアムエコノミークラスへアップグレードしてもらえるそうです。
⑦特典航空券の優先予約
一般会員と比べて特典航空券が優先的に割り当てられたり、キャンセル待ちでも取りやすくなるといったことがあるようです。
⑧フライトボーナスマイルの獲得
フライト時にもらえる通常マイルに加えてボーナスマイルがもらえます。
ステータス取得の仕組み
単純に言うと1年の間(1/1~12-31)に有償航空券を使用して飛行機にたくさん乗ることです。
飛行機に乗ることで貯まるフライオンポイント(JAL)又はプレミアムポイント(ANA)と呼ばれるポイントを貯めて行き、年間5万ポイント以上でJALなら『サファイア』、ANAなら『プラチナ』というステータスを取得できます。
もう1段階低いステータスは両者共3万ポイントで条件達成となりますが、ステータス達成後に受けられるサービスにあまり魅力がないため、5万ポイントというのが最低ラインとなり、更に上のステータスを目指す方は10万ポイントを貯めて更に高いステータスを取得します。
このステータスの有効期限は1年間のみですが、ステータスを取得することで、
JALでは『JALグローバルクラブ(JGC)』、ANAでは『ANAスーパーフライヤークラブ(SFC)』といった上級会員特典つきのクレジットカードへの申込みが可能となります。
このクレジットカード(年会費1万円程度~)を持ち続ける限り永久にステータスホルダー同等のサービスを受けられることになるという仕組みです。
そしてステータス取得のためのポイント獲得を目的としたフライトを立て続けに行うことを『ステータス修行』と呼んでいるようです。
ステータス取得、維持にかかる費用
目指すステータスや航空券の購入方法によっても異なると思いますが、ステータス取得に際して数十万円の出費がかかるようです。
人によってはポイントサイトを使って貯めたポイントをマイルへ移行し、更にeJALポイント、Skyコインといった航空券購入に使えるポイントに交換することで、実質無料でステータス修行を行う方もいるようです。
そしてステータス取得後は上級会員維持のためのクレジットカードの年会費が毎年発生します。
ステータス取得によって得られるサービスに対する見解
上記で説明したようにステータスの取得、維持には少なからず費用が発生します。
この場合、費用対効果としてどうなのか?と考えざるを得ません。
ここは個人による考え方の違いが大きく影響する部分となりますが、とちろう的に数十万円の一時的な出費は仕方ないと思える一方で、むしろクレジットカードの年会費が気になります。
仮にクレジットカードの年会費を1万円とした場合、この1万円を毎年支払って、上記サービスを受けることになりますので、単純に有料の手厚い空港サービスを申し込んでいると理解できます。
ステータスを所持していれば年に1回の使用でも、10回の使用でも変わらないので、どのくらいの頻度で飛行機を利用するかといったところも判断に大きく影響するのではないでしょうか。
①優先チェックインカウンター
そもそも別に一般の人たちと一緒に30分並んで待つことを構わないと思ってしまう・・・
そんなに急いでも仕方ないですし、仮に事故や渋滞などでゲートクローズぎりぎりの時間に空港に到着することになってしまった場合、並んでいる皆さんに事情を説明して先にチェックインさせてもらうこともできると思います。
こうした光景を海外ではよく見かけます。
また1人の場合、とちろうはweb又はアプリでのオンラインチェックイン、荷物の預け入れ無しが基本なので、カウンターに行くこと自体あまりありません。
家族帯同の際はそうも行きませんが・・・
②航空会社ラウンジの利用
ステータス取得のモチベーションとなる部分では人気のあるサービスではないでしょうか?
ただ、とちろうの場合、まずラウンジに寄るほど早く空港に行かない・・・
更に、乗換えで大きく時間が空いてしまう際も空港内のレストランやカフェで十分・・・
そして、海外の空港であればお金を払えば入場できる場合が多いのでは?と思っています。
おいしいご飯やお酒が無料で優雅に搭乗を待つというのも魅力的ではあるんですが、年に何回も使わないのであれば1回3000円程度で必要に応じて都度入場した方が結果的には安くなるのでは?と思います。
費用面で具体例を入れて比較すると・・・
ラウンジ利用を魅力を取り上げる場合
クレジットカードの年会費を1万円と置き、有料ラウンジが1回3000円で利用できると仮定すると、年間3回は最低でもラウンジ利用しなければ元がとれません。
更に初期費用としてステータス取得に20万円を実費負担したと仮定した場合、以後10年に渡ってステータス維持にかかる費用は1万×10=10万円
10年間にかかる総額は30万円ということになります。
これをラウンジ1回3000円と比較すると1000100回分(2018/7/13訂正)ということになります・・・
年間10回もラウンジに行きたくなるシチュエーションはとちろうには訪れそうにありません。
これはあくまでラウンジ利用のみと仮定し、その他費用も上記前提に基いた場合の話ですので、自分が利用したいサービスとそれにかかる費用は個別に検討する必要があると思いますが、熟考の価値ありといったところだと思います。
またJALの羽田空港国際線ラウンジのようにその場でお金を払っての入場はできないラウンジもありますので、そういったラウンジをどうしても体験したい場合にはステータス所持または知人に連れて行ってもらう必要があります。
ラウンジに限って言うと、単純なクレジットカード会社のラウンジはやはり航空会社のラウンジには及ばないようですが、『プライオリティパス』を所持することで優雅なラウンジを世界各国で利用することができます。
プライオリティパスに焦点を当ててまとめたものではないですが、パス発行かどうかも考慮し検討したクレジットカードに関するまとめもありますので、興味のある方は参考にして下さい。
※ステータス所持していれば同伴者1人まで無料ですが、プライオリティパスでは基本的に本人のみで同伴者一人目から追加料金発生する点は異なります
③専用セキュリティチェックゲート
全ての空港にあるわけではないというのと、①同様に30分くらいおとなしく並んで待ちましょうと思えば、それで済みます。
④優先搭乗
これ一番魅力がわからないです。
当たり前ですが、早く乗り込んでも遅く乗り込んでも離陸も到着も同じですからね。
手荷物を置くスペースがなくなるから早く乗りたいというのは理解できますが、よほど遅くならない限り、手荷物スペースはどこかしらにあります。
⑤預け入れ荷物共用容量の優待
預け入れ荷物を3つも預ける場合、旅先でホテルから空港までの移動はどうなるんでしょうか?
2つまでなら片手に1つずつでなんとかなりそうなんですが。。。
ということで旅行を想定した場合、現地での機動力などを考慮するとそんなにたくさん荷物を持って行くのは稀ではないでしょうか。
荷物が多くなってしまった場合にも無料で+1個預けられることは魅力だと思いますが、お金をかけていると思うと別になくていいかなと思ってしまいます・・・
⑥座席のアップグレード
無料でアップグレードなんてとても魅力的なんですが、別にエコノミーのままでも特に問題はないです。
⑦特典航空券の優先予約
とちろうのように少しマイルが貯まっていて、特典航空券取りたいなと思うようになると、このサービスが一番魅力的に感じられます。
先日もJALのマイレージバンクサービスセンターへ電話して特典航空券のキャンセル待ちに関して問合せした際に、キャンセル待ちでの特典航空券取得の現実味を聞いてみたところ『キャンセル待ちに並ぶ順番が重要でないとも言えないけど、例えばダイヤモンド会員の方であれば今日キャンセル待ちに並んで、明日には確定。一方で一般会員の方は昨日キャンセル待ちに並んでおいても、キャンセル待ちが降りてくる保証はありません』といった回答でした。
⑧フライトボーナスマイルの獲得
上級会員なのでこのくらいあって当然だとは思いますが、正直どちらでもいいです。
まとめ
とちろうの中では特典航空券の優先予約に関しては、正直うらやましいなと思う部分です。
その他部分に関しては毎年1万円以上という定額料金を支払ってまで受けたいサービスではないということがわかりました。更にステータス取得に実費負担が発生するのであれば尚更です。
ポイントをマイル⇒航空会社ポイントに変えて、無料でステータス取得というのも悪くないと思うのですが、修行するお金(またはポイント)があるなら旅行に行く航空券として使用したいというのが率直な気持ちです。
しかし、これらはあくまでステータスを所持していない人間の所感ですので、所持されている方の側面から見るとまた違った見え方となるものと思います。
ステータス取得するべき人のタイプは?
否定的な意見ばかり書いてきましたが、ステータス取得に関してとちろうは否定したいわけではありません。
単純に自分には合っていないというだけで、あっている人は是非取得するべきだと思います。
とちろうが思うステータス取得すべき人は、
・仕事、プライベートで飛行機(特に国際線)を良く使う方
・空港で優雅に過ごしたい方、優越感に浸りたい方(←庶民のとちろうにはこの気持ちが欠落している・・・)
などでしょうか。
ステータス取得するのも特典航空券のためにマイル貯めるのも第1歩はポイントサイトから
ポイントサイトでポイントを貯めて、そのポイントをマイルへ移行することは飛行機を使う全ての人にとって有益であることに間違いありません。
ステータス取得を目指す人も、単に特典航空券取得を目指す陸マイラーさんも、そのどちらかにこれからなろうとしている陸マイラー予備軍のみなさんも、全ての第一歩はまずポイントサイトでポイントを貯めることから始まります。
ポイントの貯め方などはコチラからどうぞ
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